ミュウになりたい
ミュウになりたい。
今日は『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』のお話です。
最近、生活雑貨のポケモンコラボ、流行しているようですね。
いろんなものがポケモン商品化しているのを、街中やあちらこちらで見かけます。
先日、薬局で、リップクリームとポケモンのコラボ商品を見つけました。
どれもとてもかわいかったのですが、私が手に取ったのは、ミュウのリップクリームでした。
誤解しないでいただきたいのですが、決してミュウが嫌いとかそんな話ではありません。
というか、ミュウに対して特に何の思い入れがない、といった方が正しいかもしれません。
ピカチュウは好きです。
ポケットピカチュウも小学生の頃に携帯していましたし、私が現時点で唯一クリアしたポケモンシリーズはピカチュウバージョンなので、いまだにピカチュウを見かけると「よう、相棒」と心の中で呼びかけてしまいます。
イーブイも可愛いですよね。モコモコでかわいい。
でも、選んだのはミュウでした。
自分でも、「ミュウなの!?」と驚きましたが、同時に強烈に思いました。
ミュウになりたい、と。
ここから『劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』の感想となります。
だいたいのオタクはなんらかの形でこの作品に触れてきていると思うのでざっくりとしたあらすじで失礼しますが、悲しい出生の秘密を抱えたポケモン・ミュウツーが、己を作ったものや世界に対して逆襲をする、といったお話です。
そこに登場するのが、ミュウ。幻のポケモンです。
今検索したら、ミュウツーはミュウのまつ毛から取り出した遺伝子が基になっているそうです。へー。まつ毛て。
それで、大きい主語で申し訳ないんですけど、『ミュウツーの逆襲』を見たオタク、大体ミュウよりミュウツー派だと思うんですよね。
劇場公開は1998年、当時小学生だった私も、「ミュウツーかわいそう」「がんばれミュウツー」「なんだミュウって」とミュウツーを応援する側になりました。
ちなみに、映画をみた後、ピカチュウバージョンをプレイしたのですが、ミュウツーもミュウもゲットできませんでした。
あれから20年経ったいま、ミュウのリップクリームを手にしながら、来し方行く末に想いを馳せます。20年の間に、ポケモンもシリーズを重ね、ミュウツーの逆襲は近年リメイクもしましたね。探偵ピカチュウの映画もありました。そこでまた美味しい役のミュウツー。個人的な思い出としては、ミュウツーの逆襲のコラボ謎解きイベントにも参加しました。
やはり、ミュウツーはオタクに大人気なのだと、思わざるを得ません。
そもそも、自己の存在意義に悩み、苦しみ、世界を呪い、それでももがいて、世界に戦いを挑む、そんなキャラクターであるミュウツーを、愛さないオタクがいるでしょうか?
引き換え、「幻のポケモン」であるミュウ。ミュウツーに比べたら、こう言ってはなんですが、なんの苦労もしてなさそうなミュウ。
ただひたすら「可愛い」に特化しているミュウ。
ただあるがままにそこにいる。
人工のミュウツーに対し、「本物」であるミュウ。
わたしは思います。ミュウになりたい。
決してミュウツーのことを馬鹿にしているわけではない。
自分がミュウになれるとも思わない。
ですが、今の私は、ミュウに憧れます。
本物であり、幻であり、誰もが知りながらも、その存在を捕まえることは出来ない。
ひたすら、かわいい。かわいいしかない。エスパーポケモンなのでなんらかの超能力は使えるらしいが、そんなことは大きな問題ではない。かわいいが最大の能力。ピカチュウとイーブイと並んでリップクリームのコラボ商品になるぐらいに、キャッチ―でキュート。
そんなミュウみたいになりたいと、思うのです。
以上が「劇場版ポケットモンスター ミュウツーの逆襲」の感想になります。
最後にお話しすると、私が一番好きなポケモンは、フシギダネです。二番目に好きなポケモンは、モクロ―です。くさポケモンが、好きです。かわいいので。
次こそは、舞台の観劇感想をつづれたいな、と思います。
モーレツア太郎か、サンサーラ式葬送入門か、しゃばけ・シャイニングモンスターか、迷いますが、良かったら、また読んでもらえたら嬉しいです。
参考
『「ミュウ」と「ミュウツー」の違いは?』